アメリカの映画である。
西暦180年。
五賢帝の最後の一人マルクス・アウレリウスは、病に臥せっていた。
彼は、哲学者ティモニデスと話し合い、北方の異民族ババリアとの和解を決意した。
そして、軍団指揮官リヴィウスに、ババリアのリーダー、バロマーを生捕にするよう命じた。
マルクス帝は、皇帝としての資質がない息子コンモドゥスの代わりに、リヴィウスを自分の後継者にするつもりだと、娘のルシラに伝えた。
ルシラとリヴィウスは、愛し合っている。
それを知ったリヴィウスは、コンモドゥスが親友でもあるので、複雑な気持ちだ。
コンモドゥスは一軍を率いて北方を攻めたが、バロマーを取り逃してしまった。
リヴィウスが、失敗の責任を取らせるためにコンモドゥスの兵士を処刑したことで、二人の対立は決定的になった。
ローマは、東方のペルシャと友好を結ぶために、仲介役としてアルメニアの協力が必要だった。
皇帝の娘であるルシアは、そのためにアルメニアの王子の元に嫁ぐことになった。
葬儀の後、リヴィウスは後継を辞退し、コンモドゥスが帝位に就いた。
失望したルシアは、アルメニアに向かった。
コンモドゥスの悪政が始まった。
この作品は3時間以上もあって、正直、長い。
間延びしていて、眠くなる。
ただ、大勢のエキストラによる、群衆や戦闘シーンは、なかなか迫力がある。