アメリカの映画である。
かつてプロ野球マイナーリーグの選手だったモーリス・バターメーカーは、プール清掃員をしていた。
荒んだ生活で、アル中になっている。
ある日、市会議員が彼に、少年野球の監督になってくれないかと言ってきた。
できたばかりの「ベアーズ」は下手な子ばかりで、監督になったモーリスも、やる気が乏しかった。
迎えたシーズン開幕戦では、1回に26点も取られて、モーリスは試合放棄を宣言した。
子供たちは、がっかり。
エラーを連発したアフマドは、ユニフォームを着る資格がないと言って、パンツ一丁で落ち込んでいた。
そんなアフマドを、モーリスは励ました。
モーリスには、別れた妻との間に娘アマンダがいる。
アマンダは、今はバレーリーナを目指しているが、少し前までは、豪速球を投げるピッチャーだった。
モーリスは、彼女をスカウトしたが、あっさり断られた。
父親らいしことを何もしてこなかったのだから、仕方がない。
彼はチームに戻って、ちゃんとした指導を始めた。
チームの状態が良くなってきて、モーリスは、再びアマンダを誘いに行った。
あれやこれやで、アマンダのスカウトに成功、さらに、球場近くにいた運動能力の高い少年ケリーもチームに入った。
この作品は、少年野球の指導のあり方を示唆している。
優秀な選手を入れるだけや、監督がスパルタ指導するだけでは、勝てないのだ。
野球に対する思い入れが強いアメリカ人が観たら、また、違う感想を持つのだろうけど。