日本のアニメーション映画である。
劇場版・名探偵コナンシリーズ第5作。
コナンたち少年探偵団は、阿笠博士に連れられて、西多摩市にキャンプに来た。
途中、完成したばかりの超高層ツインタワーが見えた。
夜、元太がトイレに立つと、灰原が公衆電話をかけていた。
翌日、元太に質問された灰原は、答えをはぐらかした。
一行は、帰り道にツインタワーを見学に寄った。
すると、玄関に毛利小五郎が、蘭と園子を連れてきていた。
このビルのオーナー常盤美緒が小五郎の大学時代の後輩で、オープン前に招待されたのだった。
みんなが美緒の秘書、沢口ちなみに案内されて、ビル壁に設置されているピップ用エレベーターで、A棟最上階のパーティー会場に着いた。
会場準備で忙しい中、美緒がみんなを迎え、そこにいる人達を紹介した。
美緒の絵の先生であり、日本画の巨匠・如月峰水、市会議員の大木岩松、このビルを設計した風間英彦。
ここからは、富士山の絶景が見渡せる。
少年探偵団は、プログラマーの原佳明から、ゲーム開発の為に自宅に招待された。
その時、入ってきた従業員たちが口にした「ポルシェ356A」 に反応したコナンは、急いでエレベーターに乗った。
地上には、黒ずくめの男ジンの愛車が停まっていたが、コナンが着く前に去っていった。
夜、ツインタワーのスイートルームに宿泊していた大木が、殺害された。
死体のそばには、割れたお猪口が転がっていた。
コナンたちは、早速調査を始めた。
コナンら少年探偵団が原を訪れると、彼は射殺されていて、そばには同じお猪口が転がっていた。
阿笠博士は、夜中に、灰原がどこかに電話をかけているのを目撃した。
素晴らしい作品である。
謎解きの面白さだけでなく、ハラハラドキドキのスリルとサスペンスが続き、飽きさせない。
更に、蘭や少年探偵団の、勇気や思いやりの心も描かれていて、胸が熱くなる。
また、初めの方から伏線が沢山張られていて、後半に、それら全てが違和感なく回収されていくのも、見事だ。