ソフィー・マルソー主演、フランスの映画である。
パリへ引っ越してきたヴィックは、今日から新学期だ。
新しい学校で、早速、ぺネロぺという名の親友が出来た。
13歳のヴィックは、流行りのパーティー「ブーム」 に参加したくて仕方がない。
ぺネロぺと二人でいる時、ようやく、誘ってもらえた。
ヴィックの父フランソワは歯科医師、母のフランソワーズはイラストレーターである。
そして、近くに住んでいる曾祖母プペットはハープ演奏者であり、ヴィックの悩み事の相談相手だ。
娘のことが心配な両親は、ヴィックがムーブに行くことを賛成してくれない。
大切にされていないと感じたヴィックは、泣いて部屋に閉じこもってしまった。
その後、許しが出てムーブに参加できた。
彼女はそこで、素敵な男の子マシューと出会う。
チークダンスを踊って、ヴィックはマシューに夢中になった。
フランソワの医院に、かつての浮気相手が乗り込んできた。
その場でフランソワは、もう一晩、相手することを約束させられた。
そして約束の日。
運悪くその日は、妻の父の誕生日パーティーだった。
この作品は、ソフィー・マルソーの、いわゆる「アイドル映画」 といえる。
彼女に関するストーリーが、軽やかに流れていく。
初恋、初めての唇へのキスなど、13歳の女の子が普通に経験することを、そのまま映画にしているだけ。
両親のストーリーは深刻だが、あくまでもサブだ。
ファンでない人には、最後まで観るのに、かなりの忍耐力が要る。