日本のアニメーション映画である。
ゴルフ場で、大勢の護衛が付いている老人が2人、物騒な話をしている。
警察の取調室では、「運び屋のジョー」 が、トラックに爆弾が積まれているとは知らなかったと、供述していた。
サッカーをしていてメガネを壊してしまったコナンは、阿笠博士を訪れた。
灰原哀が、爆弾が見付かった事件のニュースを見ながら、パソコンで調べ物をしている。
阿笠博士は、壊れた風呂を修理していた。
直りそうにないので、博士は哀に、銭湯へ行くように言った。
コナンと哀は、毛利蘭に連れられて銭湯に行った。
毛利小五郎が事務所に独り残っていると、水嶋香苗という美女が入ってきた。
コナンが風呂上がりに脱衣所でフルーツ牛乳を飲んでいると、服を着たまま新聞を読んでいる目付きの鋭い男に気付いた。
その時、入ってきた男が、ポケットから出した鍵でロッカーを空けた。
不審に思ったコナンは、話しかけたついでに、さりげなく中を見た。
蘭が呼びかけたので、コナンは風呂の方に戻る。
そして、転倒して気を失った。
2人の男は、知り合いと詐って、コナンを運び出した。
目付きの鋭い男はコンドウ、もう一人はアドリブのタツと呼ばれる男だ。
車の中で気がついたコナンは、記憶を失っていた。
この作品では、灰原哀が活躍する。
緻密なプロットであり、しかも展開が速い。
しかし途中で、過去に戻って「再現フィルム」 の様に分かりやすく見せてくれている。
さりげなく伏線が張ってあり、繰り返し再生して確認してみるという楽しみ方もある。
コンドウとその妻・水嶋香苗は、「鍵泥棒のメソッド」 の登場人物で、吹き替えも本人たち ( 香川照之と広末涼子 ) がしている。