ケイト・ブランシェット主演、イギリスの映画である。
1585年、イングランド。
カトリックだったメアリー女王の後を継いで、プロテスタントのエリザベスが女王の座に着いた。
国内にはカトリックの信者が多く、プロテスタントと対立している。
無敵艦隊を誇るスペインもカトリックの国であり、イングランドを手に入れようと狙っている。
また、スコットランド女王メアリーもカソリックであり、悩みが尽きない。
エリザベスの元には、縁談が殺到した。
しかし、彼女の意にそう者はいない。
ある日、彼女の前にワイルドな風貌の男が現われた。
彼はウォルター・ローリーと名乗る海賊である。
ウォルターは新世界で手に入れた珍しい品々を、エリザベスに披露した。
彼は、エリザベスの援助が欲しいのだ。
エリザベスは、そのことに気付きながらも、新世界の話には心が躍った。
エリザベスには、お気に入りの侍女ベスがいる。
従兄が、助けを求めてきた。
彼はカトリックであり、エリザベス暗殺を目論む一派に所属していた。
しかし、恐ろしくなって寝返ろうとしていたのだった。
ベスは、密告した。
彼はエリザベスの側近ウォルシンガムに捕らえられ、拷問の末、処刑された。
苦悩するベスを慰めたのは、ウォルターだった。
2人は、惹かれあっていく。
この作品は、ケイト・ブランシェットの演技に尽きる。
シナリオは平凡で、他の役者だったら退屈しただろう。