イギリス、アメリカ合作の映画である。
16世紀のイングランド。
ヘンリー8世は、跡継ぎを生まないキャサリンと離婚し、愛人アン・ブーリンとの結婚を画策していた。
アンに男児を産んでもらわないと、王家が途絶えてしまう。
しかし、カソリックでは離婚は禁じられており、離婚するにはローマ法王の許可が必要だった。
大法官ウォルジーは、思想家トマス・モアに協力を求めるが、彼は拒否した。
やがてモアが、大法官に就任する。
国王は、自ら彼の家を訪れて離婚を認めさせようとするが、モアは拒否する。
業を煮やした国王は、カトリックから離脱し、英国国教会を設立した。
そして、自らが首長になった。
これで、晴れてキャサリンと離婚し、アンと結婚した。
モアは、これを不敬と見なし、大法官を辞任する。
その後モアは、反逆罪で逮捕された。
正義とは何かを考えさせられる。