デンゼル・ワシントン、マーク・ウォルバーグ主演、アメリカの映画である。
ボビーとスティグの二人組。
ボビーは銀行に入り貸金庫を契約、スティグは銀行の向かいにあるダイナーに入り食事を注文する。
そこにボビーが合流し、ウエイトレスとのやり取りの後、スティグが火災報知器を鳴らして客を逃がした後、ダイナーに火を点けた。
ダイナーが休業になることで、警官が立ち寄らない。
数日前に、話が戻る。
ボビーとスティグは、メキシコの麻薬王グレコと取引をしていた。
ところが、報酬を麻薬で受け取るはずが現金を手渡された。
ボビーは、怒って出て行く。
街の銀行にはグレコが儲けた金を蓄えていた。
ボビーとスティグは、その300万ドルを強奪する計画を立てる。
実は、ボビーは米麻薬捜査局の捜査官、スティグは米海軍犯罪捜査局の捜査員だった。
互いに素性を知らされずに、捜査に入っていたのだった。
さて、強盗には成功したが、そこにあったのは300万ドルどころか、4300万ドルもの大金だった。
これを巡って、彼らと、グレコ一味、米海軍、CIAが四つ巴の争いになる。
ボビーの元恋人デビーは麻薬捜査局員だったが、海軍に内通している。
話の展開が読めず、なかなか面白い作品だ。
三つ巴の物語なら、よくある話だが、さらに一組加わると複雑さが倍増する。
しかし、ハチャメチャにならずに纏めているのは、脚本家の実力だろう。
話がややこしくならないように、邦画なら、「実は◇◇だった・・・」と、後説にする。
この点が、邦画がつまらない所以だ。
映画は、脚本が命なのだ。