アメリカの映画である。
ハリウッドの脚本家不足は、相当深刻なのだろう。
日本のアニメやゲームを実写化したり、昔話をちょっと変えたりで、オリジナルな作品が出てこない。
これも、その流れである。
オリジナルな物語を創造することは、パロディーの何十倍、何百倍も難しい。
しかし、それが出来る脚本家を養成しなければ、映画産業自体が衰退するだろう。
時間は掛かるが。
それにしてもこの台本で、ジュリア・ロバーツが、よく引き受けたものだ。
白雪姫の物語をコミカルにしてみたという意図を感じたが、どうせやるなら、徹底的にパロディーにして欲しかったね。
そうするには、筒井康隆並みの才能がいるか。
この映画は、失敗作である。
童話を忠実に再現する方が、よっぽど良い作品になっただろう。
もう一つ。
エンディングが、白雪姫のダンスである。
最低のラストであった。