メル・ギブソン、ジュリア・ロバーツ主演、アメリカの映画である。
ニューヨークのタクシー運転手ジェリー・フレッチャーは、変わり者だ。
彼は、お客に都市伝説のような陰謀論を、いろいろ語り聞かせている。
彼には、運転手になる前の記憶がなかった。
ただ、司法省ニューヨーク局連邦検事アリス・サットンを守る、という使命を覚えていた。
彼は、毎日、彼女の自宅を双眼鏡で除き、安全を確認していた。
ジェリーは、用心深い。
アパートの部屋にまっすぐ帰らず、また、ドアにはいくつも鍵をかけている。
彼は、冷蔵庫にさえ、鍵をかけていた。
ジェリーは新聞各紙に目を通し、陰謀めいた記事を見つけては編集して、月刊ニュースレター「陰謀のセオリー」を発行している。
アリスは、数年前に連邦裁判所判事の父が殺された事件を、熱心に調べていた。
ジェリーが、アリスのオフィスを訪ねてきた。
彼は、タクシーの客にするような陰謀論を、彼女に話した。
そして彼女をデートに誘ったが、ていよく断られた。
彼は、運転中に黒いコートを着た男が政府ナンバーの車に乗り込むのを見かけ、尾行した。
男は、とある建物に入った。
ジェリーは、そこにCIAのオフィスがあることを見つけた。
その後、拉致されて拷問を受けた。
彼は、記憶の奥底に眠っていた暗殺術に目覚め、その場を脱出した。
この作品は、脚本がきちんとしていて、入り込める。