captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択

日本のアニメーション映画である。

 

かつて宇宙戦艦ヤマトの乗組員として、数多くの戦いを経験してきた真田志郎二等宙佐 ( 元宇宙戦艦ヤマト副長 ) が、制服姿でインタビューに答えている。

 

真田が回想しながら、時々、答えているという形だ。

 

内容は、「宇宙戦艦ヤマト2199」と「宇宙戦艦ヤマト2202」の総集編である。

 

2202をメインにしている。

 

 

私としては、松本零士が描いたキャラクターの方が、軍人らしくキリッとしていて好みだ。

 

宇宙戦艦ヤマトのシリーズを見続けてきた人にとっては、特に感動はないだろう。

 

「コレクションの一つ」として、鑑賞するだけではなかろうか。

 

ただ、胸が熱くなるシーンは、いくつかある。

 

真田志郎に語らせるのは、良い手だ。

 

 

 

 

 

 

 

疑惑の影

アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカの映画である。

 

フィラデルフィアに住むチャールズ・オークリーは、自宅のアパートに引きこもっていた。

 

外では、男たちが彼を見張っている。

 

外出した彼を、男たちは尾行した。

 

チャールズは、上手く尾行を巻いて、カリフォルニアにいる姉に電報を打った。

 

それは、しばらくそちらに滞在するというものだった。

 

姉のエマは、銀行家のジョセフ・ニュートンと結婚して、裕福な生活を送っている。

 

彼女には3人の子供がいて、長女はチャールズにちなんでチャーリーと名付けられた。

 

チャーリーは、叔父のチャールズが大好きだ。

 

彼がやってくると聞いて、大喜びである。

 

カリフォルニアの小さな町サンタ・ローザに、チャールズは汽車でやってきた。

 

姉の一家全員に歓待された彼は、みんなにプレゼントを手渡した。

 

チャーリーには、エメラルドの指輪だ。

 

裏には、「B.MからT.Sへ」と彫られている。

 

イニシャルが違うので不審に思いつつも、チャーリーは高価な贈り物に大満足だ。

 

チャールズはジョセフの銀行に4万ドルを預けて、ここでの生活を始めた。

 

ただ彼は、フィラデルフィアでの生活を、姉夫婦に話したくない様子だ。

 

彼は、届いた新聞に自分のことが書かれていたため、こっそり隠した。

 

しかし、チャーリーに見つかった。

 

チャールズは彼女を睨みつけて、新聞を読ませなかった。

 

ニュートン家に、国勢調査だと言って政府の役人が二人、やってきた。

 

チャールズは、頑なに彼らに会うことを避け、写真も拒否した。

 

役人の一人ジャック・グラハムは、チャーリーに好意を持ち、デートを申し込んだ。

 

デートの席で彼は、実は自分たちは刑事であり、チャールズを見張っていたのだと話した。

 

チャールズは、未亡人連続殺人事件の容疑者だったのだ。

 

チャーリーは図書館へ行って、新聞を調べた。

 

すると、被害者の一人のイニシャルがT.Sだった。

 

チャールズは、チャーリーの微妙な変化を感じ取り、事情を察した。

 

 

なんだか「ぬるい」作品だ。

 

デス・ウィッシュ

ブルース・ウィリス主演、アメリカの映画である。

 

2016年。

 

凶悪犯罪が増え続けるシカゴ。

 

ポール・ガーシーは外科医として、多くの患者に対応している。

 

ある夜、銃撃戦で胸を撃たれた警官が運び込まれてきたが、助けられなかった。

 

死亡宣告をした彼は、次に犯人の手術に向かう。

 

ポールには、妻ルーシーと娘ジョーダンがいる。

 

大学進学を希望していたジョーダンは、ネットで合格発表を受けて大喜びだ。

 

娘がニューヨークの大学に行くので、ポールは少し寂しかった。

 

近くに住んでいるポールの弟フランクも、叔父としてジョーダンに深い愛情を注いでいる。

 

ポールの誕生日、レストランでお祝いをする予定だったが、同僚が発熱で欠勤したため、ポールは出勤した。

 

ルーシーとジョーダンは、自宅でポールのためにケーキを焼くことにした。

 

ケーキの材料を買ってきて自宅に戻ったところ、様子がおかしい。

 

潜んでいた覆面の3人組が銃を突きつけ、ジョーダンを人質にして、ルーシーに金庫を開けさせた。

 

護身術を習っていたジョーダンが、テーブルにあったナイフで男を切りつけた。

 

そしてルーシーも反撃したが、撃たれた。

 

二人は、ポールが勤める病院に運ばれた。

 

ルーシーは亡くなり、暴行されたジョーダンは意識不明の重体だ。

 

茫然自失のポールのもとに、レインズ刑事とジャクソン刑事が事情を聞きにきたが、話せることはなかった。

 

妻の葬儀を終え、ポールはセラピーに通ったが、心は楽にならなかった。

 

レインズ刑事を訪ねて警察署に行ったポールは、壁一面に貼ってある未解決事件のファィルを見た。

 

警察は無力だと、改めて実感した。

 

ある日、ポールは運び込まれた患者の落とした拳銃を手に入れた。

 

 

見応えのある作品だ。

 

日本も、やがてこのような状況になるかもしれない。

るろうに剣心 京都大火編

佐藤健主演、日本の映画である。

 

新撰組三番隊隊長で警官の斎藤一は、大勢の警官を連れて、廃坑道へ踏み込んだ。

 

そこで警官が、次々に殺されていく。

 

火が放たれた廃坑内に、追っていた志々雄真実がいた。

 

志々雄の命令で、吊るされた警官たちが、次々に火の海に落とされた。

 

炎に阻まれて、斎藤は志々雄を取り逃した。

 

明治維新において「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、神谷道場に住み込み、平穏な日々を過ごしていた。

 

明治政府内務卿の大久保利通は、剣心に志々雄逮捕の協力を申し出た。

 

志々雄は、鳥羽・伏見の戦いで味方に裏切られて、全身を焼かれた。

 

奇跡的に生きていた彼は、京都に身をひそめて、明治政府に対する復讐を目論んでいたのだった。

 

大久保が、志々雄の手下に暗殺された。

 

剣心は、京都に行く決心をした。

 

 

この作品は、劇場版第二作である。

 

スピーディーなアクションが、いい。

 

 

 

 

3時10分、決断のとき

ラッセル・クロウクリスチャン・ベール主演、アメリカの西部劇である。

 

南北戦争が終わって間もない頃のアリゾナ準州

 

北軍に参戦したダン・エヴァンスは、片足を負傷し、牧場を経営していた。

 

彼には妻アリスとの間に、息子ウィリアムとマークがいる。

 

幼いマークは、結核を患って以来、体が弱い。

 

ある日、借金を返さなかたため、牧場の納屋に放火されてしまった。

 

ベン・ウエイドが率いる強盗団が、駅馬車を襲った。

 

牛を追っていたダンたちは、それを目撃した。

 

仕事を終えたウエイドが、ダンたちを見つけて近づいてきた。

 

ウエイドは、彼らを傷つけることなく、ただ、馬を奪った。

 

通報させないためだ。

 

そして、ピスビーの街へ行った。

 

そこには、ウエイドの馴染みの女がいた。

 

ダンたちが現場に近づくと、ピンカートン探偵社の賞金稼ぎが生きていた。

 

ダンたちが彼を助けていると、ビスビーから保安官たちがやってきた。

 

ダンは、彼らとともに街に行った。

 

そこのバーで、ウエイドと再会した。

 

ダンがうまく注意を引いたことで、ウエイドはあっさり捕まった。

 

ウエイドを翌日3時10分発ユマ行きの列車に乗せるため、駅まで護送しなければならない。

 

200ドルの提示に、ダンは乗った。

 

 

この作品は、「決断の3時10分」のリメイクである。

 

ウエイド役のラッセル・クロウが、とてもかっこいい。

 

 

 

 

 

 

 

コール

シャーリーズ・セロン主演、アメリカの映画である。

 

オレゴン州ポートランド

 

ウィル・ジェニングスは、将来有望な医師だ。

 

彼は、元看護師の妻カレンと、6歳になる娘アビーの3人で幸せに暮らしていた。

 

ジョー・ヒッキーと妻のジェリル、従弟のマーヴィン・プールは、誘拐ビジネスに手を染めていた。

 

次のターゲットは、ジェニングス一家だ。

 

ウィルがシアトルに出張した日、アビーが誘拐された。

 

誘拐してきたアビーを監禁し、マーヴィンが見張った。

 

その間にジョーがカレンを訪れ、仲間がアビーを誘拐したと告げ、カレンを拉致した。

 

シェリルはウィルをホテルの部屋に閉じ込めて、身代金を要求した。

 

ジョーとシェリルは、ウィルに恨みを抱いていた。

 

二人には、ケイティーという娘がいて、腫瘍が見つかったため手術を受けた。

 

執刀したのが、ウィルだった。

 

ケイティーは手術中に出血し、それが止まらずに亡くなった。

 

二人は、ケイティーはウィルに殺されたのだと信じていた。

 

アビーを見張っているマーヴィンは、彼女にケイティーを重ねていた。

 

そのとき、アビーに喘息の発作が起きて苦しみ出した。

 

 

ジョー役のケヴィン・ベーコンが、いい。

 

 

 

 

危険なささやき

アラン・ドロン監督、主演、フランスの映画である。

 

私立探偵のシュカスは、元刑事だ。

 

彼のところに、イザベル・ビゴと名乗る中年の夫人が来た。

 

彼女の娘マルトが失踪したので、探して欲しいという。

 

マルトは全盲で、ポドリアール財団の盲人協会に勤めていた。

 

そこに、顔馴染みの刑事コリオリが訪ねてきた。

 

彼は、「その仕事を1000フランで受けて、あとは適当にやれ」と、奇妙なアドバイスをして去った。

 

調査を始めたシュカスのところに、プラディエと名乗る男が近づいてきた。

 

彼は、「マルトは好きな男と逃げた」と告げ、彼女の手によるという点字の手紙を渡した。

 

不審に思ったシュカスは、プラディエを取り押さえようとしたが、別の誰かに頭を殴られて気を失った。

 

シュカスは、ビゴ夫人と待ち合わせをした広場に行くが、夫人は何者かに射殺された。

 

その後、彼はビゴ夫人のアパートを捜索した。

 

何も手がかりを得ることができずにアパートを出たところ、プラディエら二人組に襲われて、拉致された。

 

 

アラン・ドロンのファンには、楽しめる作品だ。

 

中年になって太ってはきたが、かっこいい。