ジャック・ニコルソン主演、アメリカの映画である。
主人公ジェイク・ギテスは、ロサンゼルスで私立探偵をしている。
ある日、モーレイ夫人と名乗る女性が、夫の浮気調査をして欲しいと相談に来た。
ギテスは、浮気現場の写真を撮った。
それが、どうしたわけか翌日の新聞に出てしまう。
事務所に行くと、昨日とは別の「モーレイ夫人」が、抗議に来ていた。
こちらが、本物だ。
彼の夫は、水道局のチーフエンジニアで、計画されているダム建設に反対していた。
そして、水死体で発見される。
時は、1900年頃。
この時代の私立探偵を主人公とした小説や映画は、沢山ある。
彼らは、タフガイであり、いつも痛い目に遭いながら、事件を解決する。
この作品は、ハッピーエンドではない。
後味の悪い映画だ。
最近の映画では、権力者側に付く警察は、最後は正義側に寝返るか、排除される。
ここでは、そうならない。
だからこそ、リアルなのかも知れない。