ジャッキー・チェン主演、香港の映画である。
80年代からヒットしているポリスストーリー・シリーズとは別の、新しい設定になっている。
香港のアジア銀行に強盗が入り、警察が急行する。
犯人グループは、駆けつけてきた警察隊をサブマシンガンで銃撃し、多数の警官を殺傷した。
この後、チャン警部は、9人の部下を率いて犯人グループのアジトに乗り込む。
ところが、待ち構えていた犯人達に、部下を全員殺されてしまった。
その中には、チャン刑事の婚約者の弟も含まれていた。
チャン刑事は休職を言い渡され、自らの失態を恥じ、酒に溺れる日々だ。
ある日、ヒッタクリ犯に殴られ気を失っているところを、シュウホンと名乗る若者に助けられる。
彼は、自らを警官と偽り、チャン刑事の部下として、犯人グループ逮捕に乗り出したのだ。
そして、犯人を見つけ出すが、逃がしてしまう。
この作品は、やはり、ジャッキーのアクションにつきる。
格闘シーンは、言うまでもない。
スタントマンを使わずに、ビルの壁を駆け下りたり、2階建てバスに飛び乗ったり、全く飽きさせない。
ハラハラドキドキの連続である。
他の作品に比べると、コミカルな動きは殆ど無い。
シリアスな作品になっている。
それにしても、50歳とは思えない身のこなしだ。
ラストシーンは、ちょっと感動した。