アメリカの映画である。
シアトルの警察署で、刑事のクリスとビルは、コンビを組んでいる。
ある日、FBIから依頼が来た。
脱獄した凶悪犯が、元恋人に会いに来る可能性がある。
だから、彼女の家を監視せよ。
犯人が来ても、対処せずに連絡だけすればいい、とのことだ。
クリス達は、もう1チームと交代で、監視することになった。
犯人の元恋人マリアは、美人である。
張り込み初日、クリスが帰宅すると、同棲していた恋人が去ってしまっていた。
やるせなくてビルに電話すると、ビルは、恋人とベッドの中だった。
翌日、クリスは、マリアの家の電話に盗聴器を仕掛けにいく。
さらに別の日、買い出しに行ったスーパーマーケットで、偶然マリアに出逢う。
2人は、次第に惹かれ合い、親密になっていく。
クリスは、このままではいけないと別れ話をしに行ったはずが、自宅の電話番号を教えてしまう。
しかも、「ビル」と名乗って。
翌朝、マリアがクリス宅に電話を掛けてきた。
盗聴していることを思い出したクリスは、咄嗟に声を変えて、そそくさと切ってしまうが。
当然、録音されていて、捜査の資料となる。
アクション、サスペンスにコメディを混ぜた、中途半端な作品になっている。
シリアスの中にコミカルを混ぜ込むのは、ジャッキー・チェンが一番上手い。
この映画は、コメディタッチを混ぜることで、印象の薄いものになってしまっている。