フランスの映画である。
アルジェリアの砂漠、猛スピードで走るタクシー。
ドライバーの携帯が鳴る。
電話の相手は、伝説のタクシードライバー、ダニエルの甥エディだった。
エディは、タクシーを返してくれと告げた。
その1週間前、パリ警察のマロ刑事は、捕まえた犯人を猛スピードで護送し、車内で全てを白状させた。
マロは、特殊部隊に移りたかったのだが、警視総監の娘に手を出したため、マルセイユに左遷された。
マルセイユ署の警官達は、ヘンな奴ばかりだ。
取り締まりの最中、マロは、ウーバーのタクシーに撥ねられた。
その頃マルセイユでは、イタリア強盗団による宝石強盗が続いていた。
市長は、何としても強盗団を逮捕するために、警察署を訪れて、署員に喝を入れた。
マロは、自分を撥ねた男が街をよく知っていることから、相棒にする。
この男が、ダニエルの甥エディだった。
早速アルジェリアから、伝説のタクシー・プジョー407を送ってもらった。
エディがマニュアル車の運転ができないので、マロが運転する。
その時、強盗の一報が入り、二人は犯人が乗るフェラーリを追跡した。
この作品はTAXiシリーズ第5作だが、監督はリュック・ペンソンではない。
初めの方で、マロ刑事がパリ警察のメルセデスを猛スピードで走らせるシーンが、この映画への期待を膨らませる。
だが、大きく外される。
この映画で良かったのは、そこだけだ。
物語がつまらない上に、おバカな署員達と、汚いシーンには辟易する。