アルフレッド・ヒッチコック監督、ケーリー・グラント、ジョーン・フォンテイン主演、アメリカの映画である。
将軍の娘であるリナが列車で移動中、コンパートメントに男が入ってきた。
調子のいい男は、リナから、乗車賃の足りない分を出してもらった。
この男は、イギリス社交界で有名なモテ男、ジョニー・エイスガーズだ。
後日、二人は別の場所で偶然、再会した。
その後、舞踏会に、招待されていないジョニーが押しかけたことから、急速に仲が深まり、二人は結婚した。
ヨーロッパを巡る新婚旅行から帰ると、ジョニーの屋敷は豪邸で、メイドもいて、リナは夢見心地だ。
しかし、それらは、ジョニーが借金して用意したものだった。
お気楽なジョニーは、金を借りることなど、何とも思っていない。
しばらくして、リナの実家から、結婚祝いとして豪華な椅子が届けられた。
リナは大喜びしたが、金が目当てのジョニーは、がっかりした。
ジョニーは、従兄弟のメルベックが経営している不動産会社で働き始めた。
ある日、リナが帰宅すると、ジョニーの親友ビーキーが遊びに来ていた。
ビーキーから、ジョニーが競馬場に通っていることを聞かされ、また、あの椅子がなくなっていて、不安になった。
ビーキーは、きっとジョニーが売ったんだという。
ジョニーが帰ってきて問いただすと、200ポンドで売ってしまっていた。
この作品は、やや退屈だ。
後半に、盛り上がっていくが、なかなか事件が起こらない。
終わり方も、中途半端だ。
