ラリー・クラウンは、高校卒業後、海軍に入隊し、コックとして20年勤めた。
退役後にスーパーマーケット「Uマート」で働いていたが、大卒でないという理由で解雇された。
改めて就職先を探すが、高卒の彼には、なかなか見つからない。
彼は、離婚した妻から買い取った自宅の、重いローンを抱えていた。
さらに、ガソリン代が勿体無いので、SUVを売り払って、隣人からスクーターを買った。
そして、近くの大学に通い始めた。
彼は、通学の途中で、スクーターに乗った陽気な女学生タリアと出会い、友達になった。
さらにタリアの友人達とも仲良くなり、スクーター愛好会にも参加した。
ラリーは、学長に勧められてスピーチと経済学を学び始めた。
スピーチの授業は、やる気のない女性講師メルセデス・テイノーだ。
彼女は、夫婦生活がうまく行っておらず、アルコールに依存していた。
経済学はエド・マツタニ博士だった。
ある日の夜、外で酔って喧嘩しているテイノー夫妻のそばを、ラリーが偶然通りかかった。
ラリーは、車から降りたメルセデスを、スクーターで家まで送ってやった。
メルセデスは、ラリーにキスをした。
この作品は、気楽なコメディである。
トム・ハンクスの、トム・ハンクスによる、トム・ハンクスのための映画だ。
タリアが可愛い。