スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演、アメリカの映画である。
ニューヨーク、ケネディ国際空港。
クラウコジア人のビクター・ナボルスキーは、入国手続きゲートで足止めされた。
ビクターが乗った飛行機が飛び立った直後、クラウコジアでクーデターが起き、政府が消滅した。
そりためビクターのパスポートは無効になり、入国ビザが取り消されたのだった。
彼は、入国することも帰国することもできなくなった。
食事のクーポン券などが与えられた彼は、入国できるまで、空港のロビーで暮らすことにした。
そこ以外に、行くところがなかったから、仕方がない。
国境警備局のフランク・ディクソンは、ビクターに手を焼いていた。
ビクターは、ドア一枚を通り抜ければ、アメリカに入国できる。
そして、その瞬間、不法入国で逮捕すれば、それで処理できるのだ。
ディクソンは、警備を手薄にしたりしてチャンスを伺ったが、真面目なビクターは誘いに乗らない。
ビクターは、カートを押すバイトを始めて、食費を稼いだ。
真面目な彼は、空港で働く職員たちに受け入れられ、交友関係が広がっていく。
フライアテンダントのアメリア・ウォーレンとは、恋仲になった。
この作品はコメディであるが、主人公が真面目で、心が温まる。