ジャン = クロード・ヴァン・ダム主演、アメリカの映画である。
家族でウィーンを旅行中のNATO工作員ジャックは、上司のラースに呼び出された。
女泥棒ガリーナがスロバニアから重要な情報を入手したので、彼女の国外脱出を手助けせよとのことだ。
安全のため、列車が選ばれた。
ジャックは、サーカス団の一員に紛れ込んでいるガリーナに接触した。
そこへ政府軍が入ってきて、追われる。
カーチェイスの後、無事、駅にたどり着いて列車に乗り込んだ。
ジャックは、念のために指定されたコンパートメントを変更してもらった。
次の駅で、テロリスト集団が乗り込み、運転席を乗っ取った。
そして出発する。
ジャックとガリーナがいるコンパートメントに、ジャックの妻、娘、息子がバースデーケーキを持って入ってきた。
ところが、ガリーナが下着姿でいたために、誤解した三人は腹を立てて出て行った。
なだめようと追う、ジャック。
テロリスト達が、乗客の前に現われた。
彼らは、乗客を1つの車両に集め、ガリーナを探していた。
ジャックは、テロリストの一人を倒してコンパートメントに戻る。
異変を察知したガリーナは、通気口へ逃げていた。
追いついたジャックは、ガリーナの情報を問いただした。
彼女が持ち出したのは情報でなく、天然痘ウイルスに数種の病原体を混ぜた生物兵器だった。
逃げようとするガリーナから生物兵器を取り上げたジャックは、ガリーナを連れて家族の救出に向かう。
ところが、あっさり敵に倒され、生物兵器を奪われた。
その際、アンプルの一本が破損して、中身が飛び散ってしまった。
派手な爆破シーンが初めのうちにあって、盛り上げている。
そして、盛り上がるのもそこまでだ。
カット割りが細かくて、話が分かりづらい。
ヴァン・ダムのアクションシーンは、広い場所でこそのものだ。
狭い列車内では、何をしているのか分からなかった。
テロリストは覆面もしていない。
列車は、プラモデルか。
駄作である。