アメリカの映画である。
1937年、ドイツが誇る飛行船ヒンデンブルク号は、アメリカに向けて飛ぶことになっていた。
飛行船爆破計画を察知したナチスは、調査のため、空軍のリッター大佐を乗り込ませた。
このリッター大佐は、ナチスに反感を持っていると目されている人物だ。
そこで、ゲシュタポも独自で、調査員を潜入させた。
一般の乗客の中には、テロリストと疑わしきものも数名いる。
定刻通り出発した飛行船は、途中、嵐に遭いながらも、順調に進んでいく。
ヒンデンブルク号の悲劇に関して、原因は特定されていない。
ここでは、ドイツ人の反ナチス活動家の犯行説を採っている。
出発してから到着までは、淡々としていて、もう少しドラマチックな展開があっても良かった。
クライマックスは、現実の映像を挟んでいるので、迫力がある。
飛行船の内部構造が観られるのも、興味深い。