勝新太郎主演、日本の時代劇映画である。
座頭市は、二十数年ぶりに、生まれ故郷である笠間宿に帰ってきた。
育ててくれた「おしげさん」に、会うのだ。
途中、彼は旅人に悪戯しているフーテンの若者たちと出会い、お金を少し巻き上げた。
その日、江戸に出て米問屋として成功した常陸屋新兵衛が、故郷の農民を救うために帰ってきた。
村は凶作続きで、農民は、年貢米の不足分を金銭で納めなくてはならない。
新兵衛は、それを肩代わりする予定だ。
座頭市が、村はずれの地蔵を探しているところに、村の娘おみよが通りかかった。
おみよは、座頭市と同じく、おしげさんの乳で育ったのだった。
おしげさんは5年前に亡くなっていて、彼女の家は、そのまま放置されていた。
新兵衛は代官の林田権右衛門を訪れ、上納金を渡した。
新兵衛の狙いは村人を救うことではなく、地元で取れる花崗岩を売り捌いて儲けることにあった。
この作品は、座頭市シリーズ第25作である。
初期の頃に比べると、敵の数が激減しているが、戦闘のリアリティは増している。
この作品では、ユーモラスなシーンは、一つも無い。