戦乱の余が長く続き、死体が一面に横たわっている。
武将、醍醐景光は住職が止めるのも聞かず、封印されたお堂に入った。
そこには、四十八体の像が祀られていた。
景光は、望むものは何でもくれてやるから天下を与えよと、祈願した。
そして、彼の妻が孕っており、その子の体の四十八箇所を差し出すことで天下を受け取る契約をした。
その後、生まれてきた子供は五体満足ではなく、景光は殺そうとした。
母によって川に流された赤子は、寿海という医者に拾われ、育てられた。
20年後。
酒場の片隅で、黒マントの男が舞台の踊り子たちを見ていた。
男は、突然、舞台に駆け寄って踊り子の面を切りつけた。
面の下から醜悪な顔が現れた。
魔物だったのだ。
泥棒のどろろが、そこに逃げ込んできた。
男が魔物を倒すのを見たどろろは、彼について行くことにした。
彼の刀が欲しくなったのだ。
男は百鬼丸、失われた体の四十八箇所を、魔物を倒しながら取り戻す旅をしていた。
どろろは、親の仇・醍醐景光を討つために、百鬼丸の刀を狙っていた。
この作品は、駄作である。
手塚治虫の名作が、茶番になってしまった。