captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

60歳のラブレター

中村雅俊主演、日本の映画である。

 

大手建設会社重役の橘孝平は、定年を迎え退職した。

 

会社からは残るように説得されたが、彼は新たな人生を歩む決心をしていた。

 

彼は、元々画家になりたかったのだが、堅実に就職し、上司の娘ちひろと結婚、一人娘を授かったが、ひたすら仕事の日々だった。

 

退社後、彼は愛人のマンショに寄ってから帰宅した。

 

これから愛人の経営するベンチャー企業の共同経営者になるのだ。

 

自宅には、出産間近の娘マキが、同棲中の八木沼等を連れてきていた。

 

孝平とマキは関係がぎくしゃくしていて、すぐに喧嘩になり、マキは席を立った。

 

孝平とちひろは、帰ろうとする二人に、離婚することを告げた。

 

翻訳家の長谷部麗子は、医学用語の翻訳を医師の佐伯静夫に手伝ってもらっていた。

 

独身の麗子は、真面目な静夫に惹かれて行った。

 

静夫は5年前に妻を亡くし、娘の理花と二人暮らしだ。

 

離婚したちひろは、麗子の家政婦として働くことになった。

 

料理上手なちひろを気に入った麗子は、作家の友人・麻生圭一郎の出版記念パーティーに、ちひろを連れて行った。

 

美しく着飾ったちひろを、圭一郎は気に入った。

 

ちひろが利用している魚屋の主人・松山正彦は糖尿ぎみで、佐伯医師に診てもらっている。

 

妻の光江は、渋る正彦にハッパをかけながらウォーキングに連れ出す毎日だ。

 

 

この作品は、三組のカップルのすったもんだの出来事を扱っているだけのもの。

 

さりげない伏線がうまく回収されているのは、見事だ。