岩下志麻主演、日本の映画である。
大阪の暴力団堂本一家、組長堂本増吉の娘きわは、若頭補佐の久村修一郎と結婚していた。
増吉の引退で、修一郎が組長に就任することになった。
襲名披露の前に、きわと修一郎は思い出の場所を訪れた。
修一郎はきわから腕時計を贈られて、上機嫌だ。
彼は、おみくじを引いた。
きわが受け取った。
凶だった。
きわは「大吉」と言って、おみくじを胸にしまった。
後目を継いだ後の披露宴に、対立する三東会の組長・後藤修造が組員を連れて来た。
きわが一人になった時、修造の弟・信治が彼女を襲った。
二人が揉み合っているところに、修一郎と幹部の村上徳一、そして三東会の組員がやって来た。
騒ぎの中、修一郎が組員を射殺した。
組長が服役すると堂本一家が三東会に潰されると考えた村上は、代わりに罪を被った。
村上は殺人罪で懲役12年、きわは傷害罪で懲役5年の判決を受け、共に服役した。
服役中、きわは修一郎と離婚した。
その後、修一郎は眉子という女と再婚した。
5年後、出所したきわは組に戻らず、東京で一人暮らしを始めた。
きわに傷を負わされた後藤信治が、きわの命を狙っていた。
この作品は、シリーズ第8作目である。
出所後、堅気になってスーパーで働く姐さんの姿が観られる。