古谷一行主演、日本のテレビ映画である。
金田一耕助の事務所を、一人の男性が訪ねてきた。
上原省三という男で、足を骨折した大手化粧品会社「トキワ商会」社長・常磐松代の代理で来たという。
松代は伊豆別荘にいるので、是非、訪ねてきて欲しいとのことだ。
耕助は、等々力警部を誘った。
松代は、それぞれ両親を亡くした長男の子・松樹、次男の子・松彦、長女の子・川崎松子を養ってきた。
数え年で松樹は26歳、松彦は24歳、松子は21歳になる。
自分の誕生日パーティーの席で松代は、3人とも次期社長になる可能性があるのだと宣言した。
嵐のせいで大雨が降っていたが、パーテイーの後、松樹は車を運転して帰って行った。
しかし、行き先は近くの別荘であり、そこに女が待っていた。
耕助と等々力警部は伊豆にやっきたが、松代が依頼を断ったと聞かされた。
せっかく来たので、二人は旅館に泊まった。
翌朝、パトカーのサイレンが聞こえてきたので、耕助と警部は現場に出かけた。
そこは別荘で、首を吊った男性と、ベッドに横たわる女性の死体があった。
現場には大量の香水が撒かれていて、強烈な臭いだった。
死んだ男性は常磐松樹だった。
この作品は、犯人を推理しながら観ると楽しい。