役所広司主演、日本の映画である。
ホテルの一室で、男が女を殺した。
女は娼婦であり、首から胸にかけてエックスの形に切り裂かれていた。
犯人の桑野一郎は、裸で隠れていた。
逮捕された彼は、殺害したことは覚えているが、動機がなかった。
別の犯人による同様の事件が続いていたが、被害者に接点はなかった。
高部賢一刑事は、親友の精神病医・佐久間真に相談した。
海岸を彷徨っていた若い男が、小学校教師の花岡徹に助けられた。
男は記憶を失っていて、自分が誰かもわからない。
花岡は彼を自宅に連れ帰った。
服に、間宮と書いた布が縫い付けられていた。
翌日、花岡の妻が胸をエックス字に切り裂かれて殺された。
犯人は夫の徹だった。
高部は、逮捕された徹を尋問したが、彼にも動機がなかった。
催眠術ではないかと考えた高部は、佐久間に相談した。
屋根の上に登っている間宮を、大井田巡査が見つけて声をかけた。
この作品は、中途半端な仕上がりだ。
詰めが甘く、物足りない。