労働者階級出身で25歳になるヒラリー・オニールは、恋人の浮気現場を見てしまい、傷心のまま実家に帰った。
ある日、彼女は、新聞で病人看護の求人広告を見て応募した。
場所は、サンフランシスコの豪邸だ。
派手な格好の彼女は、家主から、あっさり断られた。
帰ろうとする彼女を、執事が呼び止め、地下に案内した。
地下室では、28歳の青年、ヴィクター・ケディスが待っていた。
彼は、10年前から白血病を患っていたのだった。
ヒラリーは彼に気に入られ、採用された。
住み込みで、ヴィクターの世話をするのが仕事だ。
ヴィクターは、抗癌剤治療のために病院に行き、帰ってくるとすぐ嘔吐した。
抗癌剤治療の凄まじさを目の当たりにして、ヒラリーは耐えられなくなった。
彼女は、友達に電話して、もう辞めると話した。
ヴィクターは、こっそり、それを聞いていた。
彼は、美術史の研究をしていて、彼女に見せた。
ヒラリーは、仕事を続ける決心をした。
そして、白血病に関する本を読み漁り、生活そのものの改善を始めた。
ヴィクターの病気がよくなり、二人はドライブに出かけた。
重い。