イギリスの映画である。
1940年、ロンドン。
作家アガサ・クリスティーは、お金に困っていた。
そこで、彼女のファンである中国人ビジネスマン、フランキー・レイに「ポアロ」の原稿を買ってもらうことにした。
彼女は、2万ポンドで買ってもらうつもりだ。
夜、アガサは用心棒としてトラヴィス・ビックフォードを伴い、フランキーの待つキイズ・ホテルに向かった。
フランキーは、通訳のジュン・ファンと用心棒のロッコ・ヴェラを連れていた。
ホテルのラウンジで取引を始めようとした時、空襲警報が鳴った。
婦人警官オハナウアー巡査が入ってきて、そこにいた客たち全員を地下室に避難させた。
アガサは、さっさと取引を終わらせて、帰りたかった。
地下室で彼女は、原稿の入った鞄をトラヴィスに預けた。
彼が少し目を離した間に、原稿が盗まれた。
さらに、取引相手のフランキーが毒殺される。
そして、原稿を盗んだ犯人だとされたイタリア人、エリ・スキアッチターノも殺された。
殺人者が隠れているのではないかと疑った一同は、手分けして、別の地下室を捜索した。
その時、元の地下室に留まっていた者が襲われ、ジュン・ファンが殺された。
この作品は、謎解きミステリーである。
後で思い返すと、あちらこちらにヒントが散りばめられている。
初めて観る人は、推理しながら楽しむといい。