イギリスの映画である。
1928年、イラク、バスラ。
古代遺跡を発掘中に、パトリック・マルホランドが殺された。
彼は死に際に、仲間のマックス・マローワンに「イシュタルの呪い」の石板を手渡した。
イギリスでは、ミステリー作家アガサ・クリスティが、夫の不倫が原因で離婚した。
傷心の彼女は、夕食会で出会ったウォーリー夫妻に、どこかロマンチックな場所がないか尋ねてみた。
彼らは、現在発掘中のイラク・ウルの古代遺跡を勧めた。
アガサは、新作の恋愛小説が編集者に不興で、さらに落ち込んだ。
そして、ウルに出発した。
彼女が遺跡に到着すると、マックスが頭を怪我して倒れていた。
アガサは、彼を病院に連れて行き、治療を受けさせた。
彼は、パトリックの死の真相を探っていて頭を撃たれたのだったが、幸い、軽傷だった。
彼は、ウォーリー夫妻の知り合いであり、二人は彼の車で夫妻の家を訪れた。
屋敷には、警察が集まっていた。
ウォーリー氏の妻キャサリンが愛玩していた猿が、首を吊って死んでいたのだ。
アガサはコナン・ドイルの助けで、猿はストリキニーネで毒殺、あるいは偶然口にして死んだあと吊るされたと、突き止めた。
アガサがマックスと遺跡に入っていると、ダイナマイトが投げ込まれた。
不発だったため、二人は助かったが、マックスの命が狙われていたのだ。
よく練られたミステリーである。
最後まで、真犯人がわからない。