ベネディクト・カンバーバッチ主演、アメリカの映画である。
1880年。
空気ブレーキを発明したジョージ・ウェスティングハウスは、天然ガスに未来を見て、投資した。
金がないトーマス・エジソンは、電気の時代が来ると確信していた。
夜、空気ブレーキを搭載した機関車が野原の途中で停車して、大勢の客が降りてきた。
車掌が皆を案内していく先には、大量の電球が設置されていた。
皆が集まると、一斉に灯された。
その中心に、トーマス・エジソンがいた。
1882年。
エジソンは、直流電流を使っていた。
しかし、広い範囲に直流を通すには、大量の発電機が必要だった。
ウェスティングハウスは、交流方式を考えた。
交流は遠くまで届くので、安価だ。
同じく交流の方が良いと考えていた若き技術者ニコラ・テスラが、エジソンの会社に入った。
エジソンは、テスラに対して冷たかった。
愛想の尽きたテスラは、エジソンの元を離れた。
この作品は、エジソンの敗北を描いたものである。
偉人として描かれていないので、日本人が観れば違和感を覚えるだろう。