アメリカの映画である。
トム・ジョード・ジュニアは、殺人罪で服役していたが、仮釈放されて実家に戻る。
途中、元牧師のジム・ケイシーと出会い、一緒に実家の農場に帰った。
しかし、家族の姿はなく、ミューリィという農夫がいて、家族の消息を教えてくれた。
みんなは、伯父のジョンのところにいた。
砂嵐のために耕作ができなくなり、みんなでカリフォルニアに向かうことになっていたのだった。
翌朝、オンポロのトラックに家財道具を積み、一族が揃って出発した。
出発して間もなく、祖父ウィリアムが心臓発作で他界した。
カリフォルニアに入る直前、祖母も他界した。
一家は、移民キャンプに到着した。
そこは、オクラホマから流れてきた貧しい農民たちで溢れていた。
さらに、保安官が貧民たちを虐待していた。
彼らは、そこを出た。
そして、人手を求めている農家を見つけて、腰を落ち着けた。
しかし、低賃金での日雇いだから、食料を買うと、手元には現金が残らない。
ケイシーは、ストを目的として労働者を束ね始めていた。
この作品は、重苦しい。
救われない。
見ていて辛い。