アメリカの映画である。
人気ファッション誌「ヴォーグ」の編集長、アナ・ウインターのドキュメンタリーだ。
2007年9月号発売の5ヶ月前から、彼女を取材している。
アナ・ウインターは、映画「プラダを着た悪魔」における編集長ミランダのモデルとされている人物である。
アナは、インタビューに答える。
「ファッションに恐れや不安を抱く人が多い。」
「つい過剰に反応する人がいる。」
「ファッションが与える何かが、人々を動揺させている。」
完璧主義のアナは、スタッフにも厳しいダメ出しをする。
クリエイティブ・ディレクターのグレイスは、アナとスタッフの中立ちを務めているが、彼女自身もダメ出しを受けている。
9月は流行の切り替わりの時期なので、アナの要求は、とても厳しい。
グレイスは1920年代の雑誌に、ヒントを求めた。
編集室のホワイトスクリーンには、次々に候補となる写真が貼られていく。
完璧主義で妥協を許さないアナの人生が、なんとなく羨ましく思える作品だ。
かっこいい。