多部未華子主演、日本の映画である。
73才になる瀬山カツは、思ったことをズバズバ言うので、商店街の人からは敬遠されている。
近所で銭湯を経営している次郎は、幼い頃から苦労をともにしてきた親友であり、カツの唯一と言える理解者だ。
女手一つで育てた一人娘・幸恵は、雑誌の編集長に登りつめ、カツの自慢の種だ。
しかし、時代の流れもあり、幸恵は編集長を解任された。
幸恵は早くに離婚している。
幸恵の一人息子・翼は大学生で、バンドに熱中している。
ある日、カツと幸恵は口論し、カツは家を飛び出した。
夜。
カツは、写真館に飾られているオードリー・ヘップバーンの写真を見て、若い頃を思い出した。
そして、写真館に入り、写真を撮ってもらった。
その後、街を歩いていると、バイクに乗った男にひったくりにあった。
カツは、全力でダッシュしてバイクに追いつき、男を取り押さえた。
その時、バイクのミラーに映った自分を見て、二十歳くらいに若返っていることに気付いた。
カツは「思った通りに生きる」 と家をで出来たこともあり、オードリー風のファッションに身を包んでみた。
しかし、何をして良いのか分からず、次郎の銭湯に行く。
そして、湯船でのぼせてしまった。
次郎達に介抱されながら、とっさに「大鳥節子」 と名乗る。
カツは、節子として次郎の家に居候することになった。
数日後、商店街のまつりで、のど自慢大会に出ているところを、偶然通りがかった音楽プロデューサー・小林に見初められた。
この作品は、韓国の映画をリメイクしたものだ。
気楽に観ることが出来るコメディである。
節子役の多部未華子が、とても可愛らしい。
歌うシーンも、素晴らしい。