日本の映画である。
1980年台の千葉県。
軟葉高校三年の金髪・三橋貴志と、トゲトゲ頭・伊藤真司は、町のツッパリの頂点にいた。
対立していた開久高校のツートップ、片桐智司と相良猛は、彼らとの喧嘩に敗れて学校を去った。
ある日、隣町の北根壊高校が火事になって、しばらくの間、開久高校の空き教室を間借りすることになった。
北根壊高校も、不良が集まる高校だった。
北根壊高校の生徒たちは、早速、開久高校の生徒を締め始めた。
ピンポン球のキーホルダーを「お守り」と称して、5000円で売りつけたのだ。
それさえ持っていれば、もう殴られない。
みんなが買っている中で、真面目で大人しい森川悟は買っていなかった。
それで北根壊高校の生徒に殴られ、怪我をした。
家に遊びにきた従姉妹の森川涼子に問い詰められた悟は、軟葉高校の三橋にやられたと、嘘をついた。
有名な不良が相手なら、気の強い涼子でも向かっていかないと思ったからだ。
しかし涼子は、三橋をつけて行き喧嘩をふっかけた。
身の覚えのない言いがかりをつけられた三橋だが、女の子相手に喧嘩はできない。
そこに、三橋の彼女・赤坂理子が通りかかった。
不良同士の喧嘩のシーンは、なかなか、見応えがある。
ただ、大勢登場する不良たちの誰一人、タバコを吸わない。
そこに、違和感かある。
倫理規定に引っかかるから、仕方がないのだが。