captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

転校生

大林宣彦監督、尾道三部作の第一作である。

 

中学3年の斉藤一夫は、悪戯好きでクラスの人気者だ。

 

そこに、神戸から女生徒が転校してきた。

 

斉藤一美

 

一夫とは幼なじみである。

 

クラスでね幼い頃の一夫の失敗談を披露して、一夫は恥ずかしくて仕方がない。

 

ある日、ふとした拍子に、二人で神社の階段から転げ落ちた。

 

気がつくと、入れ替わってしまっている。

 

原作「おれがあいつであいつがおれで」は、小六の設定だが、映画は思春期真っ只中の中三。

 

互いの戸惑いや恥じらいが、みずみずしくて素晴らしい。

 

一美役の小林聡美は、撮影当時、高校一年生だったと思う。

 

ショーツ一枚で、胸をあらわにして、恥ずかしかっただろうな。

 

しかし、その根性で、一流の女優に上り詰めた。

 

男女が入れ替わるシチュエーションの先駆けのような映画で、リメイクもされているが、この作品を超える物は無い。

 

アニメ「君の名は」は評価できるが。

 

「転校生」は、大人が観てもドキドキする作品である。

 

これを観てときめかないようなら、感性は干からびてしまっていると言えよう。