ヒュー・ジャックマン主演、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ合作の映画である。
1845年、カナダ。
病弱な少年ジェームズ・ハウレットが、風邪で寝込んでいた。
ベッドのそばに、父ジョンと、見舞いに来た友人ビクターがいる。
母とビクターの父トーマスが言い争う声が、外から聞こえてきた。
心配になったジョンとビクターが見に行く。
しばらくして、銃声がした。
ジェームズが駆けつけると、ジョンが撃たれて倒れており、トーマスが銃を手にしていた。
怒り狂ったジェームズの拳から、鉤爪が生えてきた。
そして彼は、鉤爪でトーマスを突き刺した。
トーマスは死に際に、自分が本当の父親だと告げた。
混乱したジェームズは、その場から飛び出していった。
ビクターが追う。
ビクターはジェームズに、自分は兄であり、自分たちはミュータントであることを話した。
それから100年以上、二人は兵士として戦場を渡り歩いた。
その間に、ビクターは、だんだん凶暴になっていき、ついに上官を殺してしまった。
ジェームズも捕らえられ、二人とも銃殺刑になった。
ところが、ミュータントである二人は、撃たれても死なない。
牢屋に放り込まれているところに、ウィリアム・ストライカー少佐が訪れた。
彼は、ミュータント特殊部隊「チームX」を結成するという。
この作品は、緻密に作り上げられている。
格闘シーンは、とても迫力がある。
ウルヴァリン誕生を知ることができる作品だ。