エマ・トンプソン脚本、主演、イギリス・アメリカ合作の映画である。
19世紀のイギリス。
貴族のダッシュウッド氏が亡くなった。
彼には妻と3人の娘がいたが、当時は、男にしか相続権がなかった。
彼と前妻との間に生まれた息子ジョンが、全財産を相続した。
ダッシュウッド氏は、生前ジョンに、妻と娘の世話を頼んでいた。
しかし、ジョンの妻ファニーの入れ知恵で、彼女たちには、年に僅か500ポンドしか渡されないことになった。
ジョンとファニーが屋敷に移ってきて、彼女たちは転居先が決まるまで、肩身の狭い日々を過ごした。
ある日、ファニーの弟エドワードが訪ねてきた。
謙虚で誠実なエドワードに、長女エリノワは強く惹かれた。
エトワードも、エリノワを好きになった。
しかし、3人は叔父のミドルトン卿が所有する別荘に転居が決まり、また、エドワードは母親に呼び出されてロンドンへ行ってしまった。
二人は、互いに想いを伝えられないままだった。
新しい生活を始めた彼女たちのところに、ミドルトン卿の知人であるブランドン大佐が訪ねてきた。
彼は、次女マリアンヌに一目惚れした。
しかしマリアンヌは、歳の離れた大佐に全く興味がなく、貴族の青年ウィロビーと付き合い始めた。
ウイロビーが、突然、ロンドンに去ってしまった。
また、エリノアが心を寄せているエドワードに、秘密の婚約者がいることがわかった。
エリノアとマリアンヌは、ひどく落ち込んだ。
ミドルトン卿の義母は、二人をロンドンへ連れて行くことにした。
この作品は、盛り上がりに欠けるが、心に残る。
しばらくすると、また、見たくなる。
誠実なエドワードをヒュー・グラント、奔放なマリアンヌをケイト・ウインスレットが演じている。