日本のアニメーション映画である。
第二次大戦中のフランス。
プレッソン教授は、日記とブローチを娘夫婦に託したあと、侵入してきたナチスの兵に殺害された。
逃げた娘夫婦も交通事故で死亡し、孫娘一人が助かった。
その時、夫婦を追いかけてきていたアーネンエルベの研究員ランベールが、ブローチを奪った。
十数年後。
「プレッソン回顧展」 で、プレッソン教授の日記「プレッソン・ダイアリー」 が披露された。
それを奪いに来たルパンは、警備員に紛れ込んでいたレティシアに見破られて失敗し、逃走する。
その間にレティシアはプレッソン・ダイアリーを持って、逃げ出した。
それを、ルパンが横取りし、更に峰不二子が横取りした。
そこに銭形警部が来てルパンを逮捕、レティシアは逃げた。
レティシアは、ダイアリー強奪に失敗したと、ランベールに連絡した。
しかしランベールは、不二子からダイアリーを手に入れていた。
次元と五右衞門の助けで脱出したルパンは、レティシアの部屋を訪ねた。
ルパンは、ダイアリーのロックを解除する、もう一つの鍵を持っていたのだ。
ランベールに操られているレティシアは、ルパンを騙して彼の元に連れていく。
テンポ良く、最後まで退屈しない。
シリアスとユーモアのバランスもいい。
とてもよく練られた脚本だ。
「ルパン三世」 初の3Dアニメーションである。
アメリカのアニメのような、独特の振り子みたいな動きが、馴染めない。
これは、改善されていくだろう。
今後は、3Dアニメが主流になっていく。
ルパン達はいつもの声優が担当しているが、相手役が客寄せのために俳優を起用している。
台詞が、舞台演劇みたいだった。
違和感しかなかった。
プロの声優との実力が違いすぎる。
ルパンシリーズに客寄せパンダは必要ないと思うのだが、監督は、自信が無いのだろう。