日本のアニメーション映画である。
ルパンは、文豪ヘミングウェイが残したと言われている、「ヘミングウェイ・ペーパー」の情報を得た。
それは、ヘミングウェイが宝のありかを書いた小説で、「パンドラの箱」というものに入れられている。
その箱は、ミサイルでも破壊することができないほど丈夫であり、箱を開ける「黄金の鍵」は、ドイツのとある貴族が持っている。
その情報をもとにルパンが貴族の屋敷を訪れると、すでに襲われた後で、鍵は奪われていた。
ルパンは、パンドラの箱がある地中海のコルカカ島に飛んだ。
この島では、大統領カルロスの一派と、かつてその仲間だったコンサノの一派が対立していた。
街は荒廃していて、マリアという女性が、たった一人、酒場を営んでいる。
大統領を暗殺にきたと勘違いされたルパンは、通りかかったマリアに助けられた。
次元大介は、宿敵クレイジー・マッシュを探していて、コンサノに傭兵として雇われていた。
「斬鉄剣でも切れない物がある」と僧侶から言われた石川五ェ門は、パンドラの箱を探していて、カルロスのもとにいた。
武器商人マルセスは、傭兵のクレイジー・マッシュに黄金の鍵を強奪させた。
峰不二子は、マルセスの秘書になっている。
コンサノは、マルセルから大量の武器を買った。
マルセルと不二子は、車ごと輸送機に乗り込み、コルカカ島に飛んだ。
通りで不二子の姿を目撃した銭形警部は、不二子が乗る車のトランクに忍び込み、そのままコルカカ島に運ばれた。
ユーモラスなシーンが少なく、シリアスな作品となっている。