フェデリコ・フェリーニ監督、イタリアの映画である。
助手にしていた女が死んだので、その妹のジェルソミーナを連れにきた。
彼女の父は既に亡くなっていて、母は、僅かばかりの金で彼女を売った。
ジェルソミーナは、知的障害があるが、素直だ。
サンパノに厳しく言われながらも、付いていく。
彼女は、少しずつ芸を覚え、楽しくなってきた。
サンパノは、彼女と2人で旅をしているが、女を見つければジェルソミーナを放っておいて、遊びに行った。
そんなことが続き、ついに彼女は逃げ出した。
街には、今まで観たことのない面白いものが、沢山あった。
街でやっていた綱渡りには、大興奮だ。
しかし、サンパノに見付かって、連れ戻されてしまう。
その後、サーカスに合流した。
そこには、あの綱渡り芸人がいた。
この男は、サンパノの古い知り合いであり、2人の仲は悪かった。
男がいつもサンパノをからかい、すばしっこく逃げるのだった。
そしてついに、2人の喧嘩が警察沙汰になり、2人とも逮捕されてしまう。
大柄で粗暴なサンパノと、素直で可愛らしいジェルソミーナという設定が、良い味を出している。