captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

秘密の花園 ( 1993 )

アメリカの映画である。

 

インドで生まれたメアリー・レノックスは、10歳の時、地震で家族を亡くした。

 

彼女は、イギリスに住む伯父に引き取られた。

 

伯父のクレイブン伯爵は、妻リリアスを亡くして以来心を閉ざしており、メアリーを引き取っても、すぐに旅行に出掛けてしまった。

 

屋敷は、暗く重苦しい雰囲気で、メアリーは馴染めない。

 

また、家政婦頭のメドロック婦人は、何かと厳しかった。

 

ただ、メイドのマーサは、優しかった。

 

ある日メアリーは、伯母の部屋で鍵を見つけた。

 

それは、庭園の奥にある扉の鍵だった。

 

メアリーがその鍵を使って扉を開けると、荒れ果てた花園だった。

 

そこはリリアスが亡くなった場所であり、伯爵が封印したのだった。

 

メアリーは、マーサの弟ディコンを誘って、花園を再生させていく。

 

大人達には、内緒だ。

 

ある夜、メアリーはすすり泣く声を聞いた。

 

声の主を捜すと、男の子に出会った。

 

その子は、伯爵の息子コリンで、メアリーの従兄弟だ。

 

生まれつき病弱で、歩くことができない。

 

彼は部屋から一歩も出ることなく、父親にも顧みられなかったため、心を閉ざしていた。

 

メアリーは、コリンを花園に連れていこうと考えた。

 

しかし、厳しいメドロックの目があった。

 

ほのぼのとして、心が温まる作品だ。

 

不遇の身の優しい女の子が、けなげに周囲を明るくしていく。

 

良くあるパターンの作品ではある。