ロサンゼルス在住、脚本家のキース・マイケルズは、若くしてアカデミー脚本賞を受賞していた。
しかし、それ以来15年、彼の脚本は売れず、エージェントからは大学講師の道を勧められる。
それを断っている最中、電気を止められたキースは、仕方なくその仕事を引き受けた。
大学はニューヨーク州のビンガムトンという、田舎町にある。
やる気のないキースは、到着してもすぐに家には向かわず、ハンバーガーショップでぼんやりしていた。
そこで出会った学生の一人が、脚本科志望のカレンだった。
翌朝、家で目覚めると、隣に裸のカレンが寝ていた。
大学に出勤したキースは、ラーナ学科長にいろいろとアドバイスを受ける。
彼は海兵隊出身で、きびきびとしていて、規律にうるさいという。
その夜、パーティーでキースは教授達に紹介された。
教師を見下していたのと、ワインのせいで饒舌になった彼は、ウェルドン教授と言い争い、険悪な関係になってしまった。
彼女は風紀を監督する立場にあり、のちのち、厄介なことになる。
やる気のない落ちぶれた脚本家が、生徒達の情熱に動かされて変わっていく。
主演が、ヒュー・グラントということで、当然のようにコメディタッチで楽しい。
台詞の中に、脚本作りのために役立つ珠玉の言葉が散りばめられている。
そして、最近のハリウッド映画が好む、「父と子の絆」 も、入れてある。