チャールトン・ヘストン主演、アメリカの映画である。
キリスト誕生から、物語が始まる。
それから26年経った。
ローマ帝国が支配する中、ユダヤ人が住むイスラエルでは、新総督を迎えようとしていた。
それに先駆けて、ローマ軍の司令官になっていた旧友メッサラが戻ってきた。
貴族であるベン・ハーと再会し、ローマに協力を要請したが、ベン・ハーは色よい返事をしない。
そして、新総督が赴任した日、事件が起きた。
ベン・ハーの館の屋根瓦が、総督の行列の中に落ちたのだ。
ベン・ハーは、暗殺容疑で逮捕された。
メッサラは、ローマに協力しないベン・ハーを、あっさりと見放してしまう。
しかしベン・ハーは、海軍総司令官の命を助けたことで、彼の養子となる。
ローマ市民権を得たベン・ハーは、戦車競争の騎手として活躍した。
暫くして司令官の下を離れ、行方不明になっている母と妹を捜しに出掛ける。
この映画は、3時間半もある超大作だ。
キリスト教信者でない者にとっては、退屈なところもあるし、奇跡と言われても、という印象もある。
しかし、キリスト教文化圏にある人間にとっては、名作なのだ。
戦車競争のシーンは、迫力がある。
それだけで、感情移入できる作品ではない。