アメリカの映画である。
護民官マーセラスは、奴隷を買いに市場へやって来た。
そこで、昔、結婚の約束をしたダイアナと再会した。
彼女は、次期皇帝カリギュラの妃になる予定だった。
二人が旧交を温めていると、カリギュラが登場して、奴隷のセリが始まった。
カリギュラは、マーセラスが求めていた双子の女奴隷を競り落とした。
マーセラスはカリギュラが求めていたギリシャ人奴隷ディメトリアスを、法外な値段で競り落とした。
これが、カリギュラの逆鱗に触れた。
マーセラスは、その日の内に、エルサレムへ左遷された。
到着してすぐ、マーセラスは救世主として崇められている男を見た。
翌朝、ローマ総督ビラトに呼び出されたマーセラスは、囚人の処刑を命じられた。
その後、マーセラス達は十字架の下で酒を呑み、賭け事に興じた。
そしてマーセラスは、賭に勝ってイエスが最後に着ていた衣を手に入れた。
マーセラスが衣を手に取ると、突然、嵐になった。
マーセラスは、夢でうなされるようになる。
「クオ・ワディス」 と同じ時代と場所を描いたもので、似たような雰囲気だ。
こちらの方が、不安感が少ない。
間延びして、退屈な作品だ。
テーマが聖衣なのに、目立っていない。