スティーブ・カレル主演、アメリカの映画である。
スパイの戦いをコメディタッチで描いた、アクション映画だ。
主人公マックスウェルは、米秘密諜報機関コントロールの分析官である。
本人はエージェント、つまりスパイとして活躍したいのだが、あまりにも優秀な頭脳ゆえ、分析官に留められていた。
ある日、彼が外出している間にコントロールの本部が国際犯罪組織カオスに襲撃され、エージェントの個人情報が盗まれた。
その後、次々にエージェントが殺害される。
マックスウェルは、急遽エージェントに昇格して解決に当たることになった。
彼のエージェントナンバーは、86。
優秀な女性エージェント99とペアで、捜査を開始する。
彼らはカオスの核弾頭製造工場を発見し爆破するが、焼け跡から放射性物質が見付からなかった。
このせいでマックスウェルは、二重スパイの嫌疑をかけられ、逮捕監禁される。
敵は、米大統領が出席するコンサート会場に核爆弾を仕掛け、政府を脅迫してきた。
この作品は、シリアスな展開の中にコメディタッチのシーンを挟んでいて、そこが息抜きになっている。
トイレでおしっこを我慢したり、敵を泣き落として逃がしてもらったり、等々。
硬派なジェイソン・ボーンシリーズは面白いが、こういうのもアリだ。
ルパン三世みたいなものか。