アメリカの映画である。
郊外の豪邸に住む大富豪のライオネル・トゥエインは、世界的に有名な探偵5人に晩餐会の招待状を出した。
彼は、ミステリーマニアであり、晩餐会の最中に殺人事件が起きると予告していた。
深い霧の中、最初に到着したのはカタリーナ警察のシドニー・ワン ( 中国系ハワイ人刑事チャーリー・チャンのパロディ ) と養子のウイリーだ。
次に来たのは、ニューヨークの探偵ディック・チャールストン ( 「影なき男」のニック・チャールズのパロディ ) と妻のドーラ ( 同ノラのパロディ ) 。
3番目は、ブリュッセルの探偵ミロ・ペリエ ( エルキュール・ポアロのパロディ ) と運転手のマルセル。
4番目は、サンフランシスコの探偵サム・ダイヤモンド ( 「マルタの鷹」のサム・スペードのパロディ ) と助手のテス・スケフィントン。
途中の橋が落ちかかっていたり、着いた途端に石膏像が落ちてきたり、彼らは手洗い歓迎を受けた。
彼らを出迎えた盲目の執事ジェームズサー・ペンソンマムは、どうも、話が合わない。
料理女のイエッタは聾唖者なのに、執事は「夕食は9時だ」と伝えてキッチンを後にした。
9時。
イングランドの探偵ジェシカ・マーブルズ ( ミス・ジェーン・マーブルのバロディ ) が、付き人のウイザースを連れて到着した。
みんなが揃って食堂に行き、席に着く。
ワインには毒、天井からは剣が落ちてきた。
ようやく、ライオネル・トレインが登場した。
「今夜12時、この中の誰かが殺される。犯人もこの中の誰かだ。真犯人を見つけた者には賞金100万ドルを進呈する」というようなことを述べ、出ていった。
この作品は、元ネタを知っていないと面白さが半減する。
サム・ダイヤモントを演じているのは、ピーター・フォーク。
彼は、コロンボ刑事のイメージが強過ぎる。