アメリカの映画である。
レイプ裁判を扱った、重い映画だ。
酒場で、サラは三人の男にレイプされた。
外の公衆電話から、若い男性が警察に通報するシーンから始まる。
逃げ出したサラは、通りかかったトラックに乗せて貰い、病院へ行く。
地方検事補のキャサリンは、保安官同行で、サラを事件現場に連れて行き、犯人を特定させた。
このシーンは、日本人と感覚が違って、馴染めない。
裁判を起こすが、サラにとって不利な証拠ばかりで、キャサリンは仕方なく司法取引に応じた。
暴行事件ということで、手を打ったのだ。
納得いかないサラは、事件現場で犯行を煽っていた男にからかわれため、逆上して車をぶつけてしまう。
キャサリンは、再びサラと話し合い、周りで犯行を煽っていた客達を「教唆」の罪で訴えることにした。
アメリカの裁判は、陪審員制である。
日本の裁判員制度と違い、全員一致の時だけ有罪になる。
多数決で決める日本より、有罪にはなりにくい。
そして有罪か無罪かの判定だけで、刑罰については審議しない。
この作品で、サラ役のジョディ・フォスターがレイプされるシーンは、凄まじい。