アメリカの映画である。
ゾンビウイルスが蔓延し、感染していない人は、高い壁を作ってその中で暮らしていた。
ゾンビは、ガイコツ達と共に、飛行場に集まって棲んでいた。
ゾンビは、ゾンビになって時間が経つほど記憶や思考が薄れ、運動能力も衰えていく。
最後には、食欲だけが残り、自分の肉を食べてしまうのだ。
その結果、「ガイコツ」になる。
ガイコツは身軽になって、素早く動き、しかも凶暴だ。
ゾンビRとMは、食料である人間を求めて出掛けた。
ジュリーは、恋人のペリー達と共に、壁の外へ医薬品を取りに出る。
そこを、ゾンビ達に襲われた。
ゾンビRは、ペリーを殺して脳を食べた。
ペリーの記憶が、Rに移る。
Rは、ペリーの恋人であるジュリーに惚れて、住み家にしている飛行機へ連れていった。
ジュリーに血液を付けてゾンビに見せかけ、他のゾンビに襲われないようにした。
ジュリーは、Rの隙を突いて逃げ出したが、すぐに他のゾンビに襲われた。
そこをRに救われ、2人は心を通わせるようになる。
Rは、ペリーを食べたことをジュリーに打ち明け、翌朝ジュリーは自分の家に帰ってしまった。
ゾンビは夢を見ないはずなのに、Rは夢を見た。
人間に近づいてきたのだ。
そして、ペリーの記憶を元に壁の内側に入り、ジュリーに会いに行く。
ところがジュリーの父親は、ゾンビ退治の指揮を執る、軍のリーダーだった。
この映画は、ホラーではなく、コメディタッチの恋愛映画だ。
ゾンビRが、恋愛が苦手な内気な少年のようで、かわいく見える。
感動するような作品ではない。