日本のアニメーション映画である。
1879年、ロンドン。
脳に、疑似霊体を注入する方法で、フランケンシュタイン博士が開発したものだ。
この技術は、まず、国が採用した。
蘇らせた屍者達を、兵士として戦場に送り出したのだ。
やがて民間にも公開され、多くの屍者が労働力として提供された。
19世紀末、世界の経済は、屍者達か支えている。
ワトソンが蘇らせたのは、親友のフライデーだ。
目を開けたフライデーには、魂がない。
だから、ワトソンのいう通りにしか動かない。
翌朝、彼の所に警察が踏み込んできた。
個人的に屍者を蘇生するのは、重罪だったのだ。
捕まったワトソンの元に、Mと名乗る男が会いに来た。
罪を許す条件として、ビクター博士の手記を手に入れろという。
ビクター博士は、魂の入った屍者を作り出すことに成功していたのだ。
ワトソンは取引に応じ、フライデーと共に旅立った。
兵器として改良された屍者が、彼らに襲いかかる。
ゾンビ映画のような、恐ろしさはない。
ホラー映画ではなく、SFといえる。
こういう物が好きな人以外には、受け入れにくい作品かも知れない。