日本のアニメーション映画である。
とある魔法の国。
図書館の司書モーガン先生の所へ、幼い兄妹が駆け込んできた。
父親が大事にしていた壺を、割ってしまったのだ。
モーガンは、魔法を使って、あっさり元に戻してやった。
「お前はいつも、やりすぎる」 の声が聞こえてきた瞬間、モーガンはネズミに変えられてしまった。
ペンシルバニアの田舎。
小学校に通う兄ジャックは、本好きの大人しい少年。
妹のアニーは、活発な女の子だ。
兄妹は、山でネズミを追いかけている内に、ツリーハウスを見つけた。
入ってみると、中は本が沢山。
ジャックは、恐竜の図鑑を見つけた。
思わず、「ここに行ってみたい」と呟くと、突然ツリーハウスが回転し始めた。
そして、恐竜のいる時代にタイムスリップしたのだ。
ティラノザウルスに襲われて、危ういところを、何とか現在に戻ってくる。
この後、モーガンとの出会い。
モーガンを救うために、コインを探す旅に出る。
原作は、世界的に売れているアメリカの児童文学だ。
原作は、素晴らしい。
映画の方は、駄作である。
手を抜いた脚本、それを受け入れた監督。
出来が悪いことを自覚しているから、客寄せのために、芸能人に吹き替えをやらせているのだ。
そういう話題作りでもしなければ、客が入らない出来である。
こんなものを世に出して、恥ずかしくないのだろうか。
確かに、どんな作品でも、原作を超えることは難しい。
まして、世界的に売れている名作となると、なおさらだ。
気軽に手を出す物では、ないのだ。